俳優の西村雅彦(まさ彦)さんは2024年で64歳になり、2025年の大河ドラマにも出演で話題になっていますね。
そんな西村さんの若い頃は今より痩せていた時期もありました。
そこで西村雅彦さんの若い頃から現在までの写真やについて調べましたのでご紹介します。
【画像】西村雅彦(まさ彦)の若い頃〜20代〜
西村さんは俳優人生として花開くまでには少し時間がかかっています。
俳優としての地位を確立するのにある人との出会いがあったようです。
痩せ身の27歳の頃
1960年12月12日富山県生まれの西村雅彦さんは高校卒業後、東洋大学に入学するも東京に馴染めず地元に帰ります。
その後は富士美術工芸専門学校を卒業し、地元でカメラマンとして働きながら地元のアマチュア劇団に入団します。
人間関係はかなり苦手だったそうですが、違う世界の人たちとの繋がりを持ち、自分の視野を広げるべきと考えて入団したそうです。
すると新人ながら主要人物に大抜擢され、
自分は人を魅了する力があるかも
と思った西村さんは24歳で再び東京へ行き「劇団文化座」に入団するも、レベルの高いライバル達や厳しい演技指導で不安を覚える日々が続いたそう。
27歳のとき、三谷幸喜さんが創設した「東京サンシャインボーイズ」に移籍します。
西村さんは27歳の頃からおでこが広くすぐわかりますね。
当時は三谷さんも俳優としてお芝居をやっていたそうです。
西村さんは今まで型にはめこんだ演技を強いられてきたものが、ここでは自由に演技していいという三谷さんの指導に驚きが隠せなかったとか。
おでこが光っていてフレッシュさ溢れ、ほっそりした西村さんの顔が写っていました。
当時の「東京サンシャインボーイズ」は無名の劇団で赤字だったそうですが、そんな中でも西村さんは自分のスタイルを確立し俳優としての才能が開花しました。
ちなみに「東京サンシャインボーイズ」で奥様にも出会っています(顔や名前は不明)。
奥様は売れない劇団で食べていくことも難しい当時の西村さんを経済的に支えてくれたそうです。
西村雅彦(まさ彦)の若い頃〜30代〜
西村まさ彦さんは30代に入ると、オーディションも通るようになったのか、テレビドラマに出演するようになります。
三谷幸喜さんも脚本家としての腕を磨き、劇団で一緒だった西村さんを起用すると、一気に俳優として花開いたようです。
33歳で「振り返れば奴がいる」に出演
舞台俳優としての経験を積み、テレビドラマにも出演するようになった西村さんは、徐々に主要人物としての役を得られるようになりました。
1993年の33歳では三谷幸喜さんのテレビでのデビュー作となったドラマ「振り返れば奴がいる」に平賀友一役で出演しています。
ちなみに脚本について、当初は別の人が書く予定だったそうですが、体調不良など諸事情が起き、急きょ三谷さんが任されたそうです。
西村さん演じる平賀は最後にとんでもない仕打ちをしてしまうキーマンの役を与えられています。
織田裕二さん演じる司馬はラストで元上司・平賀に刺されて倒れてしまい、まさに「振り返れば奴がいる」状態で終わります。
「東京サンシャインボーイズ」時代からの三谷さんがここぞとばかりにこの悪役に西村さんを起用したようにも見えます。
34歳で「古畑任三郎」シリーズが大ヒット
三谷幸喜さんが書いた「振り返れば奴がいる」はヒットしたので、続けて翌年の1994年4月には「警部補 古畑任三郎」が放送されました。
西村さんは巡査の今泉慎太郎を演じ、警視庁捜査一課の古畑任三郎さんの相棒といった役でした。
今泉は普段捜査の役に立たないことが多いのですが、ごくたまに今泉の言動から犯人特定に結びつくといったドジなキャラクターとして人気を博しました。
出演当時、田村正和さんは50歳、西村さんは34歳でいいコンビでしたがまだブレイクしたわけではなかったようです(平均視聴率14%、それでも高い)。
「古畑任三郎」は放送当初は話題になった程度でしたが、そのあとの再放送でようやく世に認知されると、翌年の1995年4月にはスペシャルドラマ「笑うカンガルー」が放送されます。
オーストラリアに古畑&今泉が休暇をとった先で殺人事件が起きるという内容でしたが、視聴率18%の好成績となり、続編が決定することになりました。
35歳で「王様のレストラン」に出演
1995年、西村さんが35歳の年にはドラマ「王様のレストラン」でフレンチレストランの総支配人・水原範朝の役で出演しました。
こちらも三谷幸喜さんが脚本で得意のコメディードラマとして評価が高い作品でした。
実は先ほどのドラマ「振り返れば奴がいる」のストーリーも三谷さんはコメディー風に仕上げていたものの、現場でコメディー要素を削除されていたんだそう。
それにしても三谷幸喜さんの作品には西村まさ彦さんが必ずといっていいほど登場しています。
三谷さんも西村さんのことを非常に評価していたのがわかりますね。
36歳で「古畑任三郎」続編スタート
1996年には「古畑任三郎」続編が放送され、田村正和さんは国民的スターとなりました。
続編では明石家さんまさんや木村拓哉さんなど、名だたる俳優が登場し制作費用もふんだんに使われているドラマになっています。
続編の平均視聴率は25%もあったそうですから、いかに世間の人気番組として定着していたかがわかります。
36歳・古畑スピンオフ「巡査 今泉慎太郎」も
「古畑任三郎」続編の放送後には「巡査 今泉慎太郎」のスピンオフドラマ(10分間)まで放送されていたようです。
当時の人気ぶりがわかりますね。
いつも古畑任三郎の相棒としての出演が「巡査 今泉慎太郎」では自分が主役ということで西村さんはハイテンションだったようです。
絶好調だったのか、こちらのおでこもピカピカに輝いてイケイケなオーラが出ているように見えます。
三谷幸喜さんはのちに自身の本「仕事、三谷幸喜の」を出版し、
西村はこれで認知されて、以後、図に乗った感じがある
と西村さんのことを評価しています。
これだけ立て続けにヒット作に出演できたのだから、三谷幸喜さんには西村さんも頭があがりませんね。
39歳で映画「黒い家」に出演
1999年にはホラー映画「黒い家」に出演し、サイコパスな男を演じています。
いつもおでこが見えていた西村さんがこんなに髪の毛があり、ちょっと太ったように見えるのはホラーです。
プライベートでは当時交際していた女性の助言の影響か三谷幸喜さんの劇団を辞めて独立しています。
そのせいかしばらく三谷さんの作品への出演はなくなっています。
39歳・一番痩せていた!?
1999年には映画「ゴジラ2000ミレニアム」にも出演し、戦車を前に楽しそうな表情の西村さんの写真がありました。
同年にホラー映画「黒い家」でたるんだお腹を見せていましたが、軍人の役ということもあってか、かなり痩せて見える西村さん、役作りでしょうか。
歳をとってからの西村さんの笑っているイメージがないので、西村さんの笑顔は新鮮ですね・・
なんとも面白い表情で戦車に乗り込む西村さんの写真がありました。
ちょっと笑っているようにも見えるような気がします。
西村雅彦(まさ彦)の若い頃〜40代〜
西村まさ彦さんは40代でもテレビドラマや映画のオファーはたえず、主演での作品はありませんが俳優としてたくさんのお仕事をされていました。
44歳でドラマ「相棒」に出演
2004年にはドラマ「相棒」でシーズン1〜3、19で国会の院内紙記者としてレギュラー役をもらっています。
失礼ですが髪の毛が薄くなってきたように見えますね。
46歳で映画「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」
2006年の46歳では花田少年の父親役で映画に出演されました。
当時の試写会で西村さんは、
かなり役を作りこみましたね。
過去のシーンは、自分で演じていて愉快でしたよ。
全てのシーンに魂と愛を込めています。
と話していますが、試写会の写真はとてもつまらなさそうな表情で何があったのかと気になります。
46歳「のだめカンタービレ」にも出演
相変わらず売れっ子の西村さんは2006年の大ヒットドラマ「のだめカンタービレ」にも出演していました。
雰囲気がすごく変わって一瞬誰かと思いますが、西村さんです。
同作品は外国人役も多く、たくさんの人がかつらを被って登場しています。
西村さんも日本人役のピアノ教師役でしたがかつらをかぶっている姿、自然な感じです。
西村雅彦(まさ彦)の若い頃〜50代〜
西村まさ彦さんは50代に入るとより顔に渋みが出てきたように思います。
イケおじから真田丸では熱いキャラクターに白衣の医師としてなんでも演じられる西村さんの表情に注目です。
51歳で「医療捜査官 財前一二三」に出演
2011年にはドラマ「医療捜査官 財前一二三」の五十嵐鞘次郎役で出演しています。
主人公の財前一二三が経験が浅いため、相棒として捜査をサポートするベテラン刑事さながらにジェントルマン感が出てくるようになりましたね。
頼れるイケおじ役がとても似合っています。
55歳で再び三谷幸喜作品「真田丸」
2016年の大河ドラマは三谷幸喜さんが脚本を務めた「真田丸」でした。
1999年以降は西村さんの事務所独立問題もあって、三谷さんと西村さんは当時ほぼ絶縁状態にあったといいます。
あれから約17年ほどたち、「真田丸」で西村さんを室賀正武役というかなり重要な役者として取り入れる三谷さん。
三谷さんは西村さんを「昔からの知り合い」とそっけない返答でインタビューに話していました。
一方で西村さんは
脚本を担当する三谷さんとは劇団活動をしていた頃の盟友です。
またこうして彼の作品に参加できることをうれしく思っています。
引用:朝日新聞
長い時間が経ち、西村さんも丸くなったのでしょうか。
55歳で「ドクター調査班〜医療事故の闇を暴け〜」
2016年「ドクター調査班〜医療事故の闇を暴け〜」では消化器科の医師として演じていました。
「古畑任三郎」で見せたドジなキャラクターをやっていたことを忘れるほど薄情な医者っぽい雰囲気がでているようにも感じます。
59歳で映画「アパレルデザイナー」
2020年に公開した映画「アパレルデザイナー」は低予算で作られたためか全国の都市1、2箇所でしか上映されない小さな映画でした。
西村さんはアパレル会社の社長としての役で、売れないデザイナーを冷たい目で見つめる薄情な役で出演されていました。
西村さんはシリアスな役柄が増えてきたように思います。
西村雅彦(まさ彦)の2024年現在は?
2023年にはドラマ「この素晴らしき世界」に副社長役で出演しましたが、それ以降テレビや映画などの出演は控えているようです。
ここ最近見ないと言われているのもそのせいでしょうか。
2025年には大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で主演の横浜流星さんの永遠のライバル、西村屋与八を演じることが決まっています。
どんな役を演じるのか楽しみですね。
西村まさ彦さんの息子や家族とのエピソードがわかる記事はこちらです。
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