映画「セーヌ川の水面の下に」がパリオリンピックで話題になっています。
セーヌ川はフランスの首都パリを通りイギリス海峡に注ぐ大きな川ですが、サメは本当にいるのでしょうか。
また映画の終わり方(バッドエンドぶり)もすごいと話題になっており、意外な終わり方が注目されていますのでご紹介します。
映画「セーヌ川の水面の下に」内容は?
映画「セーヌ川の水面の下に」は海洋科学者のソフィアが主人公です。
ソフィアが所属する海洋研究チームは、サメを研究し続けており、ある日リリスと名付けたサメが驚くほど巨大化したことに気づきます。
そしてソフィアの夫ら調査隊に襲いかかり海を赤く染めてしまいました。
その3年後、ソフィアはミカという環境保護活動家によりリリスがセーヌ川に生息していることを知ります。
リリスは何らかの理由で淡水でも泳げるようになっており、リリスの子供も見つかりました。
ソフィアはリリス達を捕獲し海へ戻そうとしますが、保護活動家たちも黙っていません。
さらにまもなくセーヌ川でトライアスロンが開催され、巨額の費用が投じられている大会は中止できず、悲しい事態が次々と起こるという内容です。
セーヌ川にサメはいる?
サメといえば海に生息する危険な魚というイメージですが、川も泳げる種類がいました、「オオメジロザメ」です。
オオメジロザメは太平洋やインド洋などの暖かい海に生息しており、日本では沖縄でも泳いでいます。
気性が荒く神経質な性格のため、飼育するのが難しいようで、沖縄にある美ら海水族館では数多の同居魚がオオメジロの餌食になってきました。
また沖縄や宮崎県の川でもオオメジロザメが泳ぐ姿を目撃されています。
映画「セーヌ川の水面の下に」は実話?
映画「セーヌ川の水面の下に」で人を喰いまくるサメはアオザメを題材にしているようですが、アオザメは淡水に住むことはできません。
なんらかの突然変異で淡水で泳げるようになっても、冷たいセーヌ川に生息はまずできないでしょう。
アオザメは目が大きく噛まれると痛そうな歯並びをしており、顔も怖いため映画にはぴったりで採用されたのかもしれませんね。
セーヌ川の終わり方(バッドエンド)がすごい!
映画「セーヌ川の水面の下に」はサメが人を襲うというジャンル的にはホラーのため、たくさんの人が死ぬ悲しいストーリーです。
そのため後味の悪いバッドエンドとなっていますが、そのバッドエンドぶりがすごいとXで話題になっています(ここから先ネタバレ)。
なんでもトライアスロンに参加した人々をサメが喰いまくり、警察が打った銃弾が川底の不発弾(第二次世界大戦中に落とされたもの)にあたり、街が水没してしまうという結末となっています。
しかもこの不発弾は実際に154発も見つかっており、警察が回収しています。
そのためセーヌ川では2019年から磁石釣りは禁止されており、水質的にも物理的にも危ない川ですね。
※セーヌ川は昔から糞尿が垂れ流され、2024年現在も道頓堀川の4倍もの大腸菌がいるという
2024年のパリオリンピックを目前に花の街をボロボロにするという内容の映画を公開するところはフランス人らしいでしょうか。
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