ディズニー映画「ノートルダムの鐘」の最高判事・クロード・フロローは劇中で悪役として登場しています。
パリの治安が悪化するとジプシー狩りを昔からしてきましたが、ジプシーの女性に恋をした後の言動が気持ち悪いと話題になっています。
そんなフロローを見るのが楽しみの声もあり、彼の言動やなぜ人気があるのか理由について調べましたのでご紹介します。
【ノートルダムの鐘】フロローはどんな人物?
「ノートルダムの鐘」の舞台は15世紀のフランスで、当時の民衆の暮らしはとても貧しかったようです。
ジプシーは占いや踊りで金を稼ぎ、定職につかず実際に差別を受けてきたようですが、劇中でフロローも忌み嫌っています。
フロローはジプシーが社会の秩序を乱すとして取り締まり、劇中でも20年間処罰し体罰や家に火をつけるなど殺害もしていました。
そんなある日、パリ市民のお祭りの様子を見ていたフロローはジプシーであるエスメラルダをひとめ見て恋をしてしまうのでした。
【動画】フロローが気持ち悪い!
お祭りでエスメラルダに出会った時には、まさかフロローが彼女に恋をしていたなんて視聴者は思いもよりませんでしたよね。
ノートルダム大聖堂に逃げ込んだエスメラルダを捕らえて彼女の髪の毛の匂いを嗅いだシーンからフロローは気持ち悪い男と感じた人もいるのではないでしょうか。
暖炉に燃え上がる炎にエスメラルダの残像を映し、彼女が持っていたフカーフをスリスリ・・
厳格なカトリック教徒の自分がジプシー女なんかに恋してしまうのはエスメラルダが妖術をかけたせいだと人のせいにしています。
そしてエスメラルダを自分のものにできなければ地獄に落ちるがいいと言うのはとても身勝手ですね。
フロローが気持ち悪いの声!
フロローが気持ち悪いのに人気の理由は?
エスメラルダの髪の匂いを嗅いだりスカーフをスリスリするおじさんの描写は、一般的には気持ち悪いでしょう。
しかしX(旧ツイッター)には「フロローさま」なんて言ってマクドナルドのフィギュアを集めている人もいました。
フロローが人気の理由に
・厳格な最高判事が女性に恋してデレデレして いるというギャップが面白い
・恋してはいけない人に恋して悩む様子に共感
が考えられるのではないでしょうか。
ちなみに小説ではフロローは36歳という設定のようですが、カジモドが赤ちゃんのときの年齢であって、エスメラルダと出会ったころには56歳ではないかと考えられます。
フロローが他のヴィランズと違う理由は?
ディズニー映画に登場するヴィランズ(悪役)が登場するヒロインに恋をする模様はこれまでに「アラジン」や「美女と野獣」など何度も描かれてきました。
アラジンのジャファーや美女と野獣のガストンもヒロインを手に入れることで優越感や名声を手に入れられ、そこに葛藤はありません。
しかしフロローの場合は卑しいジプシーに恋をし神に罰せられる恐怖と戦っていました。
ディズニーの悪役で恋して葛藤しているなんてキャラクターは他にいませんし、人間らしさが垣間見れてちょっぴり愛着がわいている人もいる気がします。
こんな悪役がいるのもあって、「ノートルダムの鐘」は人気があるのだと思います。
純粋なラブストーリーのシーンがあるわけでもないのに話題になる映画ってすごいですね。
まとめ
以上最高判事フロローの気持ち悪い言動や人気の理由についてご紹介しました。
どんな人間も卑しいと思っていた人にも恋してしまう矛盾との葛藤は共感できるものがある気がします。
これからも「ノートルダムの鐘」がたくさんの人に愛される映画であってほしいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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