金賢姫の家族はどうなった?母と弟だけ生きている理由はなぜ?

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金賢姫
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1987年に韓国の大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮の元工作員として逮捕された金賢姫(キムヒョンヒ)さん。

この事件は北朝鮮の市民にも知られているようで、金賢姫さんが捕まったとき家族もすぐ捕らえられたそうです。

金賢姫さんの家族は2023年はどうなったのか、母と弟だけ生きているようですがなぜか調べましたのでご紹介します。

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目次

大韓航空機爆破事件とは?

1987年、当時25歳の工作員だった金賢姫さんは最高指導者・金正日から「ソウルオリンピックを妨害するために韓国の旅客機を空中爆破せよ」と命令を受けます。

金賢姫さんはベテラン工作員の男とともに日本人親子になりすまし、ソウル行き航空機に洋酒瓶とカセットラジオで作った時限爆弾を置いて経由地のアブダビで降りています。

飛行機はビルマ沖で空中爆破し、乗客115名全員が死亡しました。

2人はバーレーンに逃げますが偽造パスポートを見破られ捕まり、

捕まったら金日成・金正日父子の名誉を守るために自殺せよ

との教えを守ろうとタバコに仕込んだ毒薬を噛み、ベテラン工作員の男性は即死していますが、金賢姫さんはバーレーン警察官に抑えられて一命を取り留めました。

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金賢姫の家族はどうなった?

Googleマップより

金賢姫さんは韓国政府に引き渡され、身分を隠すため中国語か日本語で聴取に答えていましたが、入浴の際に熱湯をかけられ咄嗟に韓国語が出たせいで北朝鮮人とバレます。

1990年、取調べののち死刑が確定しますが、その16日後に韓国大統領により死刑は免れています。

一方で北朝鮮に住む金賢姫さんの家族の元には上層部の指導員がやってきていました。

北朝鮮の工作員が捕まった場合、その家族は祖国で収容所に監禁されるのが一般的で、金賢姫さんの家族も消息がつかめず収容所で殺されているだろうと聞かされていたとか。

実際、金賢姫さんの家族は平壌から700キロ離れた清津の古いマンションに強制移動させられていました(北朝鮮専門インターネット新聞「デイリーNK」による)。

金賢姫の母と弟だけ生きている理由は?

中学1年のころの金賢姫

金賢姫さんの家族構成は外交官の父と教師の母、姉と妹、弟2人がいる7人家族ですが、姉と一番下の弟は病気で早くに亡くなっています。

金賢姫さん自身4歳までキューバにいて9歳のころには北朝鮮で子役として活動した経験もあり、この一家は上流家庭だったことがわかりますね。

しかし大韓航空機爆破事件が北朝鮮にも知れ渡ると、海外赴任していた父も祖国に帰るよう命じられ、北朝鮮監視下のもとロシアとの国境付近の厳しい田舎でひっそりと暮らしているようです。

2021年時点では父親は病気で亡くなっており、母親は高齢で外出できず、弟が工場に勤めて家計を支えているとのことでした。

金賢姫は取り調べ捜査官と結婚!

結婚式の様子

金賢姫さんはなんと、当時の大韓航空機爆破事件で取り調べをしていた捜査官と恋に落ち、結婚しています。

金賢姫さんは死刑を免れ、保釈後も監視されながら暮らしていましたが、あるとき捜査官が自由のない金賢姫さんにお土産をくれたそうです

そこから意識するようになり、こっそりデートをするようになりましたが、捜査官の上司に交際は許されても結婚は許されませんでした。

また捜査官の家族も交際相手が金賢姫さんだと知り、猛反対されても、

金賢姫さんと結婚できないのなら、一生独身を通す

と強い気持ちでいたようで、職場を退職することで結婚に取り付けたとか。

結婚する頃には金賢姫さんは35歳になっていました。

旦那さんは退職後は実業家になり、子供2人に恵まれていますが2021年2月に64歳で大動脈瘤破裂により亡くなっています。

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